高麗人参はじめ卸問屋としての節度
私どものホームページや印刷物、
これらは誇大広告することなく、自分たちの言葉で表現しております。
病名を具体的に出すこと、体験談も薬事法に抵触することがございますので、
ホームページ上で公表することは極力、差し控えております。
そのためお体への働きについても、薬事法遵守の観点から、
中薬大辞典などを参考文献とし、最小限の表現にとどめています。
インターネットの情報は他のサイトからコピーしてきただけの情報が氾濫しております。
まず私ども自身が責任を持って情報発信していくことが、大切であると思っております。
また漢方原料の卸問屋である私どもには、遵守しなくてはならないことがあります。
それは取り引き上の秘密を公表したり、お取り引き様への販売妨害につながるようなことです。
私どもが取り扱う原料と同じもので製造された商品名や、
その希望小売り価格、それに用いる広告資料(写真など)を公表することは、
お取り引き先様への道徳、およびビジネスマナーに反することになります。
そのため、ゑびやでは比較販売は行っておりません。
その代わりではございませんが、弊社のこだわりである
原料の生産情報などは詳細に紹介させていただいております。
私どもの生業は卸業です。
そのため業者様に漢方原料を納品する際は品質規格書を添付しておりますが、
これと同一の規格書を個人様にも提示しております。
品質規格とはその原料が、記載規格に準ずることを証明するものです。
たとえば、私どもの高麗人参の品質規格には「無農薬」と表記していません。
これは農薬を使わずに「無農薬栽培」されているとお客様に誤解を与えないためです。
多少ならず高麗人参の栽培には、韓国産、日本産、そして私どもの高麗人参であろうと農薬の使用はございます。
農薬成分が検出されていないので、無農薬と表記できなくもないですが、
ゑびやではお客様に誤解を与えない表記を心がけております。
もちろん高麗人参 長白参(紅参6年根)、農薬成分は検出されていません。
韓国より北に位置する高緯度、さらに冷涼な高地栽培ため、
農薬使用量が一般的な高麗人参に比べて60~70分の1、EU諸国などからも高く評価されています。
私ども原料卸は、漢方やサプリメント業界の源流というべき存在です。
ゑびやは品質規格で安全性とスペックを保証しております。
高麗人参で検索すると「高麗人参のランキング」「人気の商品は・・・」
このようなホームページをよく見かけると思います。
これらはアフィリエイトか、特定企業による販売目的の意図的なランキングであることがほとんどです。
アフィリエイトとはWEBやメールで、
企業サイトへリンクを張り、閲覧者がそのリンクを経由し、リンク先の企業サイトで商品を購入すると、
リンク元の主催者(アフィリエイター)に報酬が支払われる、クチコミを模した広告手法です。
また特定企業による自作自演のランキングサイトも非常に多くなっております。
競合他社の商品を購入し、その写真を掲載、あたかも第三者によるランキングにみせながら、
結局は自社商品を上位ランクとして勧める手法です。
運営者には個人や非営利法人など企業名を伏せた記載がなされておりますが、
これらの手法は近年グルメ系クチコミサイトでも問題視された、
クチコミのステルスマーケティングに該当しないとも言えません。
販売促進のマーケティング会社から、
「ランキングサイトは成果が確実に出る手法」と営業電話もございますが、
漢方素材を扱う私たちに大切なのは、素材に正直であることです。
それは取りも直さず、小手先の手法でお客様を誘導したり、
他社を排除するようなマーケティングを行うことではございません。
少し頑固な考え方かもしれませんが、商売そのものに実直であることも
ゑびやを形成する、譲れない精神のひとつと考えております。