高麗人参の効果・効能
高麗人参は、中国最古の医薬品集にも収載され、
古来二千年の昔より「万能の生薬・不老長寿の霊薬」として珍重されてきました。
その多岐に及ぶ作用は、漢方を代表する薬用人参の一つとして、あまりに知られています。
高麗人参の注目成分は、やはり約30種類ものサポニンです。
その他にも、アルギニンなどのアミノ酸やミネラル成分も豊富に含まれ、
特にゲルマニウムやマグネシウム、カリウムが多いのが特徴です。
古くから「血を養い、気を補う」と例えられ、優れた滋養強壮作用はよく知られています。
高麗人参に含まれる約30種類ものサポニンには、様々な有用性が実証されています。
まず、身体の細胞や臓器の働きを活発にする滋養強壮作用の他にも、
大脳を鎮静させる働きがあり、気持ちを落ち着け、ストレスを和らげると言われています。
そして、血液循環を促すことにより、
冷えやむくみを改善し、血中のコレステロール値を下げることから、
高脂血症・動脈硬化・心筋梗塞などの予防にも有用とされています。
漢方でも人参湯として、血糖値を下げる働きはよく知られていました。
さらに、ホルモンのバランスを整えることで更年期の不定愁訴への効果も確認されています。
このような多岐に及ぶ作用を有する高麗人参は、体の機能を高めるアダプトゲンとして、
近年再び注目度が高まっています。
主成分であるサポニン以外にも、
アルギニンは、肝機能の改善や性機能を強化する必須アミノ酸の一つであり、
ゲルマニウムは、活性酸素を撃退するSOD酵素の力を高め、免疫力を強化する働きがあります